今日のこぼれ話は、古式銃に当たる先込め式(前装式)のマスケット銃について。
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写真:.75口径マスケット ブラウンベス |
今から250年以上も前、1762年に製造された.75口径のフリントロック式マスケット銃『ブラウンベス』を、現在に精巧に再現されたもの。銃身が約1mと長く、全長では約1.5mにも及ぶ。
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写真:使用する紙薬包と火打ち石 |
1回分の発射薬(黒色火薬又は代替火薬)と鉛の弾丸を包んだ紙薬包は、火縄銃(マッチロック式マスケット銃)で用いる早合と同じ役割を持つ。容器内の右上にあるのがコックに挟むフリント(火打ち石)で、右下は他のモデルで使用する.44口径の弾丸。
動画をご覧ください。※YouTubeでの視聴は
こちらから。
現代に広く使われる代替火薬は、元来の黒色火薬に比べ穏やかかつ安定した燃焼パフォーマンスを見せる。今回は不発(発射薬に引火しない事)を防止するために火皿の点火薬を多めに盛っているが、これを適量化すれば発砲までの間(タイムラグ)はまだ縮める事ができる。
発砲時の反動は大きくも柔らかく、文字で表すならば「ボウンッ」といった印象だ。
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写真:.50口径と.75口径で撃ち抜いた的 |
現代銃で最大級といえる.50口径(.500S&W弾薬)で空けた弾痕も、この.75口径と並べては小さく見えてしまう。
*ガンズリサーチ
公式ホームページ
*YouTube
実銃動画チャンネル
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